ワラントのおかげで夫婦円満
僕の不在のヒマを埋めるために妻が始めたワラント。投資の仕組みをいくら聞いても、僕にはワラントがよく分からない。というか、ワラントを実際に始めてみようという自信が持てない。もしも自分でワラントを勉強して投資を始めようと考えたのなら、とっくに始めているのかもしれないが、妻のほうが詳しいというのがいけない。もしも僕がワラントで投資を始めて、失敗でもしようものなら、妻からどんな叱責を受けるか分からない。ワラントについては妻の方が先輩なのは確かだが、だからといって妻にかなわないのは夫としてかなり悔しい。そこで、結局僕はワラントをやらずに、横から妻を応援することにした。そう、つまりワラントは完全に妻に任せたのだ。ちょっと分かってくると、ちょっとしたゲーム感覚でできてしまうおもしろさがワラントにはある。ワラントでは取引も判断もスピーディーだ。ともすると、お金を動かしているという実感がないままに投資のスリルだけを楽しんでしまうという怖さもワラントにはあると思うが。
可笑しいのは、妻がワラントで投資をしていると知ってから、僕は早く家に帰るようになったってことだ。残業の日は仕方ないが、その日のワラントの成り行きが気になって仕方なく、毎日家路を急ぐようになったのだ。そして、家に帰ると、パソコンの前に座ってワラントの操作をする妻の横でモニタを眺めていたりする。ワラントのおかげで、ますます夫婦円満だ。
まあ、妻がワラントで投資をしているおかげで、大きなニュースがあって株価の動きが激しい日などは、家に帰っても夕食ができていなかったりってこともある。しかし、そんな時は完全に割りきって、僕が食事の支度をすることも。それが毎日では、ワラントなんかやめろというところだが、たまにはこれもまた楽しかったりする。