ワラントを応援してます、僕
ワラントとかいうやつに、妻がいつの間にやらハマッていた。これも会社の部署が異動になって残業が多くなり、家庭をおろそかにしたせいなのか、ん! ワラントって何だって。ワラントっていうのはね、株式投資の1つらしいんだが、大きな資金は必要ないらしい。妻も、ワラントを始めたときは3万円程度の投資からスタートしたという。それくらいの金額なら、まあワラントで投資して多少こけたとしてもさほど家計には響かないで済む。妻がワラントで投資家気分に浸っている間、僕は心おきなく残業ができ、たまには同僚と飲みに行っても文句を言われないわけだから、まあ、これも家庭円満のためにはいいかもしれない。妻が選んだのがパチンコとかじゃなくワラントでよかったとはつくづく思うが。
そういえば、以前なら僕が「帰りが遅くなる」と連絡を入れないと、ぶうぶう文句を言っていた妻が何も言わなくなったのは、彼女がワラントを始めた頃と重なる。ありがたい。ワラントさまさまじゃないか。
ワラントにハマッている妻は、僕と一緒にいる時でもニュースやら市場の動向とやらが気になるらしく、しょっちゅうワラント情報をケータイをチェックしたり、TVにかじりついていたりする。時にはワラントの取引をするために、大あわてでパソコンを置いている部屋に走って行ったりもするようになった。もはやいっぱしの投資家気分でワラントをやっているらしい。
僕よりワラントが大事なのか!なんて野暮な事は言わない。なぜなら、ワラントの投資で儲けが出ると、妻はなにがしかの形で僕にも還元してくれるのだ。もともとの投資額が少額だから、ワラントでさほど大きな成果は無いのかもしれないが、ネクタイや腕時計なんかをもらったこともある。今ではすっかり妻のワラント投資を応援している僕である。